N-NOSE®という新しいがんの検査方法はご存じでしょうか。
実用化されてから間もない、新しい検査です。
健康診断の一部として取り入れる企業も増えていているのだそうです。
そのN-NOSE®、受ける機会があったので、検査の流れや費用などを紹介します。
あくまで自分が受けたがんの一次スクリーニング検査を紹介していますので、気になる方はご自身で、実施企業HP等でご確認ください。
N-NOSE®︎って何?
N-NOSE®とは
N-NOSEは、線虫という小さな生物が持つ、“がん患者の尿に集まり、健康な方からの尿からは逃げる”という性質を利用した検査です。手軽に受けられる上、早期がんに関する感度が高いので、まず初めに受ける”がんの1次スクリーニング検査”に最適です。
N-NOSE®の特徴は以下の通り。
- 簡便
- 高精度
- 安価
- 早期発見
- 苦痛がない
- 全身網羅的
尿検査だけでがんのリスクを調べられるってすごいですよね。
採血の必要もないので、痛みは無し。
腫瘍マーカーの検査は5種類で8000円ぐらいしたので(健康診断時のオプションによる)、それに比べるとはるかに安い。
また、腫瘍マーカーはピンポイントで臓器指定なので、それ以外は発見できないかもしれません。
でも、N-NOSE®は一度に15種類も調べられる上に早期発見も可能とのこと。
そんなこんなで、決して安くはないけれど、受けてみることにしました。
▷N-NOSE | 常識の先を行く、がんの1次スクリーニング検査
検体はわずかな尿のみ
渡された検査キットたったこれだけ。
採尿して提出するだけです。
ただし、採尿して4時間以内に提出しなければならないのがネック。
4時間以上経過してしまう場合は、冷凍して提出するよう注意書きがありました。
企業、提携病院での検査の他、現在はHPから検査キットが購入できるようになっていました。
ただし、検体提出にあたり郵送は不可。病院予約の上、自身で持ち込む必要があるので、現状では受けられる人は限られてしまいそうですね。
N‐NOSE®の検査費用
今回かかった費用は
11,055円
でした。
検査結果
持ち歩いていたらシワシワになった上に、マスキングだらけで見にくくてすみません。
矢印の部分にどの程度リスクがあるか、☆マークが付いています。
ガンのリスク無しということで、一安心。
ただ、気つけなくてはいけないのは、がんのリスクを調べるものであって、がんの診断をする検査ではないという点。
N-NOSEは、これまでの臨床研究をもとに、検査時のがんのリスクを評価するもので、がんを診断する検査ではありません。そのため、検査で「がんのリスクが検出されなかった方」でもがんに罹患していないとは言い切れませんし、検査で「がんのリスクが高いと判定された方」でも、必ずしもがんに罹患していることを示すものではありません。N-NOSEの検査結果だけに基づき自ら判断することはお控えいただき、検査結果の解釈やその他の必要な検査に関しては、ご自身の健康状態を踏まえ、医師にご相談されることをお勧めします。
さらに15種類のがんを調べられますが、部位を特定できるものではありません。
よって、検査結果に書かれているもリスクの有無のみ。
気になる症状がある場合は、今まで通り、医師の検査と診断が必要だということですね。
ちなみに、同時期に検査を受けた人で結果を比べてみましたが、それぞれでリスク度合いも違っており、「専門医の検査診断を受けることをお勧めします」にチェックが入っている人もいました。
おわりに
コロナ禍で、がん検診の受診率がとても低くなっているというニュースを見ました。
院内感染を恐れ、受診を控えるケースもあるんだそうです。
今回の検査は、病院に長時間滞在する必要もないので、コロナ禍の今でも気軽に受けられますね。
わずかな尿1滴で15種類のがんリスクが調べられるN-NOSE®。
検査の流れや費用などを紹介しました。