3月下旬、防災共育管理士2級の【備蓄防災食調理アドバイザー】講座を受講しました。
生き延びる為に必要な食について学ぶ講座です。
講師はRinさんです。
Rinさんのブログには防災目線でのお片づけ記事がたくさんあります。
さて、講座の課題の一つがポリ袋で炊飯すること。
ポリ袋調理は知っていたのですが、炊飯は初めて。
ポリ袋調理の工程と、感想です。
ポリ袋でご飯を炊く
材料
白米と混ぜご飯を作ります。
- 洗った米2合(1合ずつに分けています)
- 焼き鳥缶1缶
- 乾燥ニンジン
- 乾燥ゴボウ
- 水
災害時を想定して、缶詰と乾燥野菜を使ってみることにしました。
ポリ袋は高密度ポリエチレンを使用。
耐熱温度が110度なので、湯銭調理に使えます。
我が家ではこちらを常備。
低密度ポリエチレン袋は耐熱温度が低く、湯銭調理不可。間違えないようにお気をつけください。
ハイゼックス炊飯袋はメモリ付きで、計量の必要がないので便利でした。
作り方
- 大きめの鍋にお湯を沸かす
- 材料をポリ袋に入れる
- 空気を抜いてしっかり閉じる
- 沸騰したお湯で30分程ゆでる
- 20分程蒸らす
それではスタート!
袋に米を入れ、規定の線まで水を入れる。
1合ラインより超えたので、水も少し多めに入れました。
炊き込みご飯の材料も同じように袋に入れます。
野菜の分量は適当です。
水を1.2合分ぐらい入れました。
(乾燥野菜が水を吸うので、通常の炊飯より、やや多めにしたほうがいいです。)
空気をしっかり抜いたら、袋の上の方で閉じます。
鍋底に袋が付かないよう、ザルに入れ、沸騰したお湯で30分程茹でます。
ちょうどいいサイズのザルが無ければ、耐熱性のお皿などを使うといいです。
お皿を使う場合は、水の状態から鍋に入れて加熱してくださいね。
熱湯に、いきなりお皿を入れると耐熱皿でも温度差で割れることがあるので注意。
ご飯だけ30分茹でるのはもったいないので、前日から塩麹に付けておいた鶏胸肉も一緒に。
15分程度で、鶏胸肉は取り出しました。
そこから更に15分。ご飯の出来上がりです。
試食
炊飯器や鍋で炊いたご飯と比べると、イマイチですが、普通に食べられます。
炊き込みご飯は袋の中でおにぎりにしました。
手軽に摘める栄養食を作る
もう一つ作ってみたのが、Rinさんに教えてもらったお手軽栄養食。
材料はこちらです。
すりゴマは白でも黒でもいいみたいです。
とりあえず、家にあった白ゴマで作りました。
だいたい1:1ぐらいになるように混ぜ合わせます。(この時、すりごまは1割ほど残しておく)
蜂蜜を加えて混ぜます。袋の上からモミモミすれはOK。
適当な大きさに丸めて
最後にすりごまをまぶせば完成です。
蜂蜜が足りなかったようで、硬めの仕上がりでした。
コレ1個でかなりの満足感。
味はまるできなこねじり。
ごま、きなこ、はちみつで作るので、これだけでかなりの栄養が摂れます。
そのままでは食べづらい材料ですが、練って団子状にすることで、食べやすくなります。
この3つを常備しておけば、災害時の足りない栄養分をある程度補えそう。
子どものおやつにもピッタリでした。
ポリ袋炊飯を実践してみて
日頃から鍋で炊飯している我が家。
ご飯だけなら鍋で炊いた方が早いです。 給水〜蒸らしまで30分あれば十分なので。
じゃあ、ポリ袋て炊飯するメリットってなんだろう?と考てみました。
- 洗い物不要
- おかずも同時調理できるのが良い
- ご近所同士、同時に炊き出し可能
- 食べきれる量を作るので、衛生的
袋のまま食べてしまえば、紙皿さえも不要です。
電気が使えない状況では、作ったものを冷蔵庫に保管しておくことはできません。
1回に食べ切れる量を作れるのはメリットですね。
また、それぞれの家庭でポリ袋と米を用意しておけば、マンション内でも集まって炊き出しできそう。
(実際できるかどうかは、日頃のコミュニケーション具合によりそうですが…)
いざという時に慌てない為にも、平時に一度試しておくと良さそうです。
そして、我が家のお米の備蓄はだいたい10kg〜15kgはあります。(ローリングストックしてます)
お米あるから安心!と思っていましたが、被災生活で貴重な水を使って米を研ぐのはやはり問題あり。
備蓄するなら無洗米!
おわりに
備蓄防災食アドバイザー講座では、災害発生直後から、何から食べるか、どのような食事をすれば良いかなどを学ぶことができました。
また、我が家に不足している物もあったので、買い足すことにしました。
買い足したものについては、また改めて紹介します。
非常用持ち出し袋の中身も時々点検を。
停電時には必須の懐中電灯
通勤時には持ち歩いています。