ちょうどいい時まで

暮らしのちょうどいいを探す

本ページにはアフィリエイト広告、PRが含まれます。

「子連れ出勤を政府が後押し」は働きやすさにつながるのか

スポンサーリンク

ツイッターを眺めていたら、こんな記事が流れてきました。

「子連れ出勤」政府後押しへ モデル事業の補助率アップ(朝日新聞デジタル) - Yahoo!ニュース

記事を読んでみると…

子連れ出勤など、子育てと仕事の両立を図る職場環境づくりを広めるため、自治体がモデル事業をする時の費用やその成果を普及啓発する事業などを対象に補助率を引き上げる。内閣府は2018年度2次補正予算案に同交付金として16億円を計上。そのうちの一部をあてる考えだ

ふむふむ、子育てと育児の両立を図る職場環境づくりを推進。そのための補助金を増やそうということなんですね。

 

賛否両論あろうかと思いますが、個人的にいろいろ思うことがあるので、脳内垂れ流し(笑)

 

f:id:akisan01:20181217050102j:plain

Yahoo!ニュースの元になった記事はこちらです。

toyokeizai.net

子供を職場に連れていくメリット

まず最初に子供出勤のメリットを考えてみます。

焦って保育園を探す必要がない

保活、大変ですよね。私も4年前の2月ごろ

保育園利用の保留(利用不可)通知に愕然としました。

(4月から復帰するのに、預け先がない…結局、2次募集で通ったので事なきを得ましたが)

子連れ出勤なら焦って保育園探しをする必要がない。

しかも保育園申し込みの時点で、就業中なら申し込みしやすいと推測。(自治体によるので一概にそうとは言えませんが…)

私自身、少なくとも1歳過ぎぐらいまでは子供と一緒に過ごしたいと思っていたので、働きつつも希望を叶えることができる点ではいいなと思います。

子供のお世話が近くでできる

授乳や排泄、薬をあげたり、ということがすぐできるのはメリットですね。

職場と、保育園が離れていると自分でお世話ができませんからね〜当たり前だけど。

保育園からの呼び出しにビクビクしつつ仕事をすることもない。

仕事をしながら、子供の成長を間近で感じられる。

メリットとしてはこんなところでしょうか。

企業、労働者双方にメリットはある

子連れ出勤歓迎という職場の雰囲気と、しっかり制度が整っていれば、双方にメリットはありそう。

労働者側からすれば、「保育園が見つからないので、仕方なく退職する」という事態は避けられる。

「子連れでOKなら働く!」というお母さんも、案外居るとは思う。

 

一方、企業側としても埋もれかけた労働力、優秀な人材の確保、企業のイメージアップなどなど、メリットはありそう。

【モーハウス】は授乳服のメーカー 

女性スタッフがスリングで自分の子を抱きながら接客していた。時にはハイハイするわが子の姿を眺めたり、ぐずればスリングの中で授乳したり、奥のバックヤードで昼寝させたり。来店客の多くも赤ちゃん連れなので、あちこちで泣き声や笑い声が起こる。

子連れ記者、「子連れ出勤」を実体験してみた | WORK AGAIN | 東洋経済オンライン | 経済ニュースの新基準

お客様も好意的だし、社内でも、みんなで子供を見守ろうという雰囲気ができていて、働きやすそうですよね。

 モーハウスでは子連れ出勤できるのは原則1歳2か月までだそうです。

子連れ出勤の大変さ

メリットもあるけど、もし子連れ出勤可になったら…?

どの会社も、どの業種も「子連れ出勤可にしなさい」と法律で決まったとする。

(なんて無茶苦茶な想像なんでしょう 笑)

やっぱりデメリットもある。

通勤が無理

朝のラッシュ時間帯、乳児を連れて1時間の距離はかなり辛い。

ギュウギュウの車内じゃベビーカーは迷惑だし、抱っこして自分の荷物に子供の荷物持って、人混みは怖くて私はできれば歩きたくない。

感染症のリスク大

人混みに紛れるということは、それだけ感染症のリスクが増えるということ。

特に今の時期はインフルエンザが流行。

大人でも人混みは避けましょうと言ってるぐらいなのに、乳児を連れて人混みにわざわざ突っ込んで行きたくはないよなーと思う。

打ち合わせや商談はどうするの?

子供が一緒だと、お世話ができるというメリットはありますが、お世話の度ににいちいち中断。

その都度集中力が途切れて捗らない気がする。

泣き声がしたら、打ち合わせ中断?商談はお開き?

営業職なので、自分が外出する際は誰かに面倒を見ていてもらう必要があります。

オフィスが無人になることもあるし、子供のいない人にお願いするのも気が引ける。

 

単純に今の会社が子連れ出勤OKになったら?と妄想するからデメリットが出てくるだけかもしれませんが…

子連れ出勤後押しって、結局は保育園が足りないからなのでは?

安心して子供を預けられる環境があれば良いわけで…

企業側が積極的に取り組む分には、とても良いと思います。

ただ、それを「補助金増やすからよろしくね!」となった途端に待機児童解消が進まないことの目眩しでは?とひねくれた見方をしてしまう。

 

今年の10月には消費税率が10%に。

その上がった分で幼児教育無償化するんでしたっけ?

(すみません、その辺は曖昧な記憶なのでこれ以上は言及しないけど)

無償化より希望するすべての人が保育を受けられるように整備するのが先では。

無償化に財源を当てるぐらいなら保育士さんへの報酬アップに充てれば良いと思う。

 

箱だけ作っても働く人がいないと、無意味。

新設園が増えるのは悪いことではないけれど、既存の園が閉園になる事態も発生。

結局そのシワ寄せは子供達に行くんですよね…

 

保育の無償化って有難いけど、それでどこかにしわ寄せがあるなら、現状のままで良し。

保育料は特に下げて欲しいとは思いません。

急に「うん万円アップします」と言われたらそれはさすがに困るけど。

 

いつも思う。

保育料は無償じゃなくていい。

児童手当も減額されててもいいし、今の自分の環境なら無くてもいい。

本当に必要な人がきちんと受給できるなら、それでよし。

 

医療費だけはいまだにモヤモヤしていますが…

www.ii-toki.com

 

おわりに

子連れ出勤、業種や職種はかなり限られると思いますが、悪い取り組みではないと思います。

いろいろ思うことはありますが、選択肢が増えるのは働きやすさに繋がって行くんでしょうね。

 

男性の育児休暇取得ももっと増えればいいのに。

 

最後にこんなことが書かれていました。

「そんな甘い思いを抱きながらでは仕事はできない」「欲張り過ぎだ」という声もあるかもしれない。だが「保育園に預けてフルタイム」か「専業主婦」かの二者択一ではなく、その間のフレキシブルな働き方。そんな選択肢があるだけでも女性にとっては心強い。

子連れ記者、「子連れ出勤」を実体験してみた | WORK AGAIN | 東洋経済オンライン | 経済ニュースの新基準

在宅ワークも含めて、女性に限らずフレキシブルな働き方ができるようになることも、ここ最近の人手不足解消の一つの方法にもなりそうですね。

 

長くなりましたが、お読みいただきありがとうございました。